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病気について

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2015/07/26  夏も「冷房」「台風」のため、セキ喘息症状発現に要注意です。



梅雨が明けると、いよいよ夏本番になりました。
気象庁が発表した予報によると、2015年の夏は、関東以西で平年よりも
暑い夏になる確率が高くなっています。

喘息症状が比較的に安定する夏ですが、今年は季節外れの台風が三つも
やって来たため、気圧の急激な低下や、田んぼのイネの花粉が強風で
舞い上がりセキ喘息が悪化し来院される患者さんが増えています。

また、エアコンなどの使用により冷気や内部に発生するカビ、フィルターについた
ままのほこりなどが原因で症状が発現したり、悪化することがあります。

高湿度の環境において、種々のアレルゲン(ほこり、ダニ、真菌(カビ)など)に
曝露することは、セキ喘息や喘息の重症化を招きます。

また、海外では、真菌は、急性増悪、重症化、喘息死に関係していると報告され
ています。

このメカニズムとしては、カビやほこりを吸い込むことで、これらが直接刺激となり
気管支が収縮することや、カビの細胞壁成分であるβ-グルカンやカビ毒、胞子などが
免疫系を刺激・抑制し、喘息症状(発作)を引き起こすことが原因であると考えられます。

喘息患者さんの気道は、慢性的な炎症により気道過敏性が亢進しており、健康成人では
影響されない刺激によっても症状が発現・悪化しやすい状態になっています。

セキ喘息や喘息は急に変化する病気であるため、吸入ステロイド剤などの長期管理薬を
使用していても、エアコンの冷気や内部に発生したカビ、ほこりなどの要因により症状が
発現してしまうと考えられます。

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