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2022/09/06 痛みに対する桂枝加朮附湯の有効性を身に沁みて知る。


一週間ほど前に、右側頸部から耳後部にかけての間欠性の痛みに苦しんでいました。

痛みは波状的に一二秒やって来ます。顔が歪むくらいの痛さでした。
開口や嚥下した時には、痛みません。
首を曲げたり、上肢を動かしても痛みは起きません。

関連があるか不明ですが、始まりは同時なので、書いてみます。
暫く前に抜歯した歯肉が腫れていたのに構わずかんでいた時から痛みがやって来ました。
抜歯は3ヶ月程前に終わり、義歯も順調でしたが、4、5日前から歯肉が腫れて1日程、義歯を入れて
いると咬合が出来ないくらい歯肉と、側頸部、耳後部が痛い日がありました。

こう書いていて、思ったのですが、この時食事をしていて痛かった範囲が、今回の痛みの範囲と
一致します。
歯肉に分布している三叉神経の関連痛にしては、痛みの範囲が違うのでなぜ痛いのか判らず畏友に
相談したのですが、俺もわからないと言われ困ってしまいました。

カロナールもロキソニンも効かずほとほと困り果て、漢方しかないだろうと。
ある意味、藁にでも縋る気持ちでした。
頭痛に効く呉茱萸湯を飲んだが無効。
上半身の神経痛によく効く葛根湯も全く無効。
もう、この痛みは治らないのかと諦めかけて服用した桂枝加朮附湯を飲んだら30分で痛みが
全くなくなりました。
桂枝加朮附湯は、以前から、診たところ異常が無いのに外耳道の痛みを訴える患者さんに飲んで
いただいて有効な方が多かったのですが、自分自身の痛みにあれだけ著効を示すとは我ながら
驚きました。

痛みを取る、というのは医者にとって何より大事なことです。
これからも患者さんの訴えをよく聞いて、研鑽していこうと思いました。

それにしても漢方は奥深いですね。思い知りました。

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