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2021/06/01   軟膏の上手な塗り方。


今日、患者さんに話していて気が付いたのですが、軟膏の正しい塗り方を知らない方が
おいでるようなので、記してみます。

一番大事なことは、『そっと塗る』という事です。

炎症を起こしている皮膚は、非常に敏感になっています。
試しに、何ともない皮膚を擦ってみると、こすった刺激で痒くなるのが判ると思います。

手の背中側(手のひらの反対側)を眺めながら手首を顔側に曲げてみて下さい。
皮膚に皺がいるのが判ると思います。

人の皮膚には必ずこういった皺があるものでして、この皺にそって、そっと優しく軟膏を塗る
ようにしてみて下さい。

私に、この事を教えてくれたのは、ある病院の皮膚科外来のベテランの看護婦さんです。
二十年程前、大病を患った身内がおり、免疫力が下がっていたのでしょうか、庭の掃除をしていて
漆の葉が額に触れかぶれてしまいました。
自分で何とかしようと、薬も飲み強いステロイド軟膏も塗ったのですが治りません。

観念して、皮膚科を受診したのですが、診察が終わり帰りがけに、看護婦さんが『そっと塗るん
』ですよ、と教えてくれました。
それまでは、一生懸命に擦り込んでいたのですが、逆にそれが刺激になっていたのですね。
教えてもらった通りにしたら、すぐに治ってしまいました。

福井市,耳鼻科,アレルギー性鼻炎,蓄膿症,花粉症,漢方薬
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