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院長のひとりごと 2

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2023/07/13  『私に触らないでください』と言ってしまいました。


コロナ禍の初期の頃に、待合室に入ってこられた中年の女性(5メートル離れていましたが)に『私に
触らないでください』と言われた事は前に載せたかと思います。

まさか私が同じ言葉を口走るとは思っていませんでした。

女性の患者さんに、『先生、ありがとうございます』とか『面白いわー』といったお言葉とともに膝を触られ
たり軽く叩かれたりすることは今までままあることでした。

今回は、想定外の事が起こり、思わず反射的に『私に触らないでください』と言ってしまいました。

状況は以下のごとくです。
40歳前後の女性の患者さん。
一度に四か所の部位の別々の症状を訴えられます。関連性はなさそうですが御本人は入り連のものと
思っていられるよう。とにかく全部片づけてしまいたいご様子。
症状の出た時期を聞いても私にはわからない、なんといっていいか判らないというお言葉。
こういったことはお年寄りの患者さんなどではままあるので(その方は日本名でしたが、日本語が少し
不自由な御様子)患者さんから眼を離してカルテに記載していたら、私の右首に違和感が。

何が起きたのかと患者さんの方を見ると、『この場所です』と最初に訴えた違和感の部位を人差し指で
私の首(右耳の下、ちょうど頸動脈の走行部位)を押したんですね。
思わず『何をするんですか、私に触らないでください』と言ってしまいました。

私はびっくりしたのですが、患者さんは『判らないかな~と思って』と泰然としておられます。
気を取り直して無事に診察を終えました。

以前、橋場町のある先生が『朝起きると今日はどんな患者さんと会えるかともうと楽しくてしょうがない』と
書いた文章を読んだことがあります。

私はこの域には(おそらく死ぬまで)達することは出来ないと思いますが、いろんな経験をさせてもらっています。 村上春樹さんの新作読み終わりました。

私が二番目に大好きな彼の初期の本を「今ならもっとうまく書ける」と考え書いた本。
さすがに彼の言う「買い求めてくれた読者に損はさせない」内容でした。

いま、彼と川上さんという女流作家さんの対談本を読み終えるところです。
村上春樹さんの本はほとんど読んだつもりでしたが、まだ読ん出ない本を見つけると嬉しくなって
しまいます。
この対談は「免色さん」の小説を書き終えた時期に行われたそうで、免色さんの事が取り上げられて
いました。
村上さんは作家との対談は初期の頃しか受け付けなかったそうです(河合隼雄さんや小澤さんと対談は
楽しめました)。 作家さん同士の会話なので、二回読んだ本でしたが、自分の読みの浅さを思い知りました。
こちらの本も、さすがに「どや、損せなんだやろ」という内容でした。

今は、ネットの時代で、自分の生まれた日を調べてみました。
やはり思った通りでした。

話は飛びますが、40代後半から50歳にかけて鬱状態になって苦しんだことがあります。
その時、ある先生に『石黒君、鬱なんだってな。頑張れよ。』と追い抜きざまに肩をたたき励ましてもらった
事は忘れられません

月曜日生まれの子供は器量よし
火曜日生まれの子供はたいそう気品があり
水曜日生まれの子供は悲哀でいっぱい
木曜日生まれの子供の道は遠くて(苦難の道を歩んで)
金曜日生まれの子供は慈愛の心に満ちている
土曜日生まれの子供は生きていくなかで苦労が多い
そして日曜日生まれの子供は可愛くて快活で 優しくて陽気なの

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院長のひとりごと

ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

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