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院長のひとりごと

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2022/04/19 羊をめぐる冒険  出版と放送


村上春樹さんのノルウェーの森を読み終わり、やはり彼の小説には解説はいらないのだと
思いました。

村上さんを分析した本に、レイコさんは、すでに死んでいる、だから四回云々と書いてあり
ましたが、それも読んだ各人が感じ取ればいい事なんだと思います。

引き続き「羊をめぐる冒険」を読み始めましたが、前回読んだのが2009年でしたので、綺麗
さっぱりと忘れてしまっていて、新鮮な気持ちで読んでいます。

その中で、時節柄気になった一文がありましたの。

『広告を抑えるというのは出版と放送の殆どを押さえたということなんだ。広告のないところには
出版と放送は存在しない。水のない水族館のようなもんさ。君が目にする情報の九十五%までは
既に金で買われ選りわけられたものなんだ』

昨今の洪水のような報道を見ていると、この国(国民)をどこに連れて行こうとしているのかと疑問に
感じてしまいます。

一昔前までは『経済は一流、政治は二流』と言われていました。
今は、残念ながら、どちらもツーランクさがったかと。

一月ほど前に、イタリアの一般家庭の電気代が、ウクライナ危機のエネルギー不足で月19万円と
知りました。

明日は我が身でしょうか。

詭弁を弄せずに、国民に自分が信じている事、これから進むべきと考えている道を正直に話しかけて
欲しいものだと思います。

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ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

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