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院長のひとりごと

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2016/09/19  カルテ番号 ナンバーワンを悼む



最近、新聞を読まなくなってしまいました。

その為に、以前来院されていた患者さんの訃報をチェック出来なくなり
ました。

カルテ番号は、レセプトコンピューターを導入してから付け始めたもので
す。
その番号が55555に達した日、職員から「○○さんが亡くなったのを御存知
ですか?」と聞かれました。

知りませんでした。

その方は、カルテ番号ナンバーワンの患者さんでした。

父が、金沢大学で助教授をしていた時からの患者さんでした。

父親が福井で開業するのと前後して、郷里の福井に帰って来て、父の治療を
受け続け、父の死後も来院してくれていました。

治療しながら、様々な話をしました。

昔、金沢の大学病院に入院していた時に、木造の二階の病室から竹竿に縄を
結わえ、その先に病院食に出されたパンを結び付け、犬を釣り上げた事。

(私の学生時代頃まで、大学病院の周りには、実験豪物がウロウロしていたものです。)

○○さんからは、私のしらない父の姿を教えてもらいました。

ありがとうございました。

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1256285 25:756 aki   21

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ここでは私が日々体験したことや感じたことなど、診療に関係する以外のことも書いています。
不定期ですが、随時更新していきますのでよろしくお願いします。

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